抗体検査の結果の見方 IgM/IgGとは?

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2021年2月3日

抗体検査とは、過去にそのウイルスに感染していたかどうかを調べる検査です。

抗体とは「免疫グロブリン」というタンパク質で、新型コロナウイルスの抗体検査で確認する抗体は「IgM抗体」と「IgG抗体」があり、ウイルスが体内に入った場合にそのウイルスを除去しようとした時に生成されるものです。

抗体検査キット

一般的にIgM抗体が感染初期に現れ、比較的早い段階で消失します。
一方でIgG抗体は比較的遅い段階で現れ、長期間残ると言われています。
IgM抗体はおよそ1週間、IgG抗体は2週間ほどして抗体が出現することが確認されています。

抗体検査結果の見方

【IgM(陰性)、IgG(陰性)】
・現在も過去にも感染していない、もしくは感染してすぐであり抗体が産生されていない状態と言えます。

しかしながら、過去に新型コロナウイルスに感染していても抗体が作られなかったケースも認められており、もしくは感染から数か月たって抗体が既に消失しているケースも考えられます。

【IgM(陽性)、IgG(陰性)】
・過去1週間以内に感染し、現在も感染している可能性があります。
 感染して間もない状態で感染力が高い段階と推定されるため、PCR検査を受けることをお勧めします。
・ウイルスに感染した場合だけでなく、ワクチンを打ったことによって抗体ができた場合にも陽性となります。

【IgM(陰性)、IgG(陽性)】
・過去数か月以内に感染し、抗体がすでに出来上がっている状態と考えられます。
 現在は、感染性は低い段階と推定され、免疫力がある状態と言えます。
・ウイルスに感染した場合だけでなく、ワクチンを打ったことによって抗体ができた場合にも陽性となります。

【IgM(陽性)、IgG(陽性)】
・過去1週間から数週間の間に感染している可能性があります。
 感染してからある程度時間が経過してますが、感染力が残っている可能性も否めないため、他人との接触を極力さけて生活いただくことを推奨します。
・ウイルスに感染した場合だけでなく、ワクチンを打ったことによって抗体ができた場合にも陽性となります。

白衣を着た看護師

最後に、IgM抗体やIgG抗体があっても感染予防の効果があるかは、現時点ではわかっていません。そのため、検査結果にかかわらず、これまで通りの感染対策を続けていくことが大切です。

参考資料1:国立感染症研究所「迅速簡易検出法(イムノクロマト法)による血中抗SARS -CoV-2抗体の評価
参考資料2:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に関する検査について

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