新型コロナウイルスPCR検査を受けるタイミング

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2021年1月21日

新型コロナウイルスPCR検査を受けるタイミングについて記述します。

新型コロナウイルスに感染(菌が体内に入る)してから発症(何らかの症状がでる)までの期間を潜伏期間といいます。世界保健機関(WHO)によれば、新型コロナウイルスの潜伏期間は1〜12.5日(多くの場合は5〜6日)とされています。

潜伏期間は症状が出る前の段階であるため、自分自身が感染しているのか、今後症状が出るのか、悪化するのかなどを判断することは困難です。また感染しても30~50%の人は無症状とも言われています。

新型コロナウイルスに関しては、発症2日前から他者への感染リスクがあるとされており、まだ発症していない潜伏期間にも移してしまう可能性があります。
また、発症後9日間程度は特に人に移してしまう可能性のある高い期間とされており、隔離期間が終了する14日間は人に移す可能性があるとされています。

感染リスクの高い期間は、新型コロナウイルス感染症が重症であればあるほど排菌期間が長くなることが分かっています。特に重症度の高い方では発症から3~4週間はウイルスが排菌されているという報告も出ています。

PCR検査を受けるタイミング

検査する人唾液を取る人

■症状がある場合
発症してから9日目頃までが「唾液を用いたPCR検査」をする適切なタイミングとされています。
一方、感染してすぐの発症前はウイルスの量が少ないため、PCR検査をしても陽性となる確率は低くなります。感染1日後のPCR陽性率は0%、潜伏期間中の感染4日後でPCR陽性率は約70%程度と推定されており、感染早期や潜伏期間中のPCR検査では陰性となる可能性があります。

■症状がない場合
症状がない場合でも、下記のようなタイミングで、PCR検査を受けられています。

・会社の同じフロアで陽性者が出た(保健所より濃厚接触ではないと言われたが、心配である。または会社から検査を受けるように言われた)
・海外渡航(出張・旅行)で必要となる(入国に際して英文の陰性証明書を求められる国が多くなっており、渡航前には確認が必要です)
・国内での移動(出張・旅行)があり、検査をしたい
・接客業、営業職など仕事上人と接する機会が多い
・実家へ帰省しようと考えており、その前に陰性であることを確認をしたい
・孫や祖父母に会いに行く前に検査をしたい

当院では、保健所からの要請はないが検査を受けたい方、症状が軽く病院ではPCR検査の対象とならなかった方、出張や帰省の前に検査をしたい方などあらゆる方を対象にPCR検査を実施しております。

当クリニックでは、渡航に必要な英文の渡航証明書の発行や、英文の陰性証明書の発行もしております。

PCR陰性渡航証明書に関しては、渡航先によって検査時期や必要な検査項目、記入内容が異なるため、最新の情報については、外務省の通知及び渡航予定先の大使館などへお問い合わせください。

参考文献1:一般社団法人 日本疫学会「新型コロナウイルス感染予防対策についてのQ&A
参考文献2:東京大学 保健センター「新型コロナウイルス感染症とは

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